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トゥモロー・ネバー・カムズ

 雑誌の連載を数本抱えているためか、人からよく、「吉村さんって、いつも忙しそうですね」と言われる。とんでもない。忙しくもなんともない。それどころか暇だ。同世代のライターより明らかに仕事は少ない。ぶっちゃけ、売れてないんである

 しかし、確かに休みはない。365日中365日働いている。大晦日も元旦も仕事をしている。それはなぜか。必死でやれば一日で終わらせられることを、だらだら二日も三日もかけてしまうのだ。おれたちフリーランスには定休日がない。詰めて仕事をすれば休みの日はたっぷり取れる。期間の長い旅行だって可能だ。逆にちんたらちりとてやっていれば休める日はどんどんなくなっていく。おれに休みがないのは、ただそれだけが理由なのである。

 もともとハイクラスのめんどくさがりで、ハイグレードなぐうたら。つい「締め切り日までまだ余裕があるし、今日は寝ちまおう」と軽く屁をこきながら思ってしまう。そうこうしている間に締め切り当日を迎え、ジタバタ慌てることになる。またそんなときに限って風邪をひいたり腹が痛くなったり、なんかノラなかったり、突然恋に落ちたりして、結局間に合わないこと茶飯事。昔は「ケツに火がつくまでやらなかった」んだが、最近はさらに鈍感さが赤丸急上昇。面の皮ならぬケツの皮が厚くなってきたのか、火がついてることにすら気付かない。昔は「明日できることは今日するな」主義だったが、最近は「来世でできることは今生ではしませ~ん」くらいの勢いで怠惰に歯止めがかからなくなってきている。

 そんなおれにとって、目に痛い看板が飛び込んできた。これはJR南武線『矢向』駅から第二京浜道路方向へ歩いていた時に見つけたもの。

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 取材したのが昼間だったので、まだ店は開いてない。再び夜にここを訪れ、なまった根性を叩きなおしたい所存である。来年にでも(今年行けよ!)。

by yoshimuratomoki | 2004-11-20 23:13