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チルドレン・クーデター

 このところ飲酒運転による悲しい事故・事件が続発している。

 今朝も飲酒運転で主婦を轢死させてしまった21歳の若い男が警官に逆ギレしたり、元「青い三角定規」のメンバーが飲酒運転で女性をはね一カ月の重傷を負わせるなど、ニュースワイド番組で4件が立て続けに報じられた。なんてこった。そりゃ逃げてゆくっちゅうねん、白い鳩も。

 キレイゴトを言うわけじゃない。自分は飲酒運転をする人が、本当にマジで皆目まったく到底これっぽっちもア・リトルも理解できない。自動車の運転なんて、シラフでさえ充分危ないのに、酒を飲んでちゃんと運転できるはずがない。それに、たとえ事故を起こさなくても検問に引っかかるだけで人生がデッドエンドしかねないリスクを、なぜ安い酒一杯と引き換えられるのかも、わからん。

 「それだけな、酒ってぇのは、魔力があるんだよ。ヒック」と仰るツウな方もおられるだろう。いやなにも酒をやめろ飲むなと言っているわけではない。酒の魔力を存分に堪能すればいい。酒を飲んだあとに自動車を運転するなというゴクゴク当たり前のことを言っているだけだ。駐車場に一泊させ、タクシーで帰ればいいじゃないか。お金がもったいない? いやいや、人生を棒に振ったあとにかかるお金と、果たしてどちらが安いか、酩酊していてもそれくらいわかるだろう。

 「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな」という言葉があるが、僕は後者に関してはそれほど厳しく言わなくてもいいと思っている。「酒席のつきあい」で経済が動いているのが現実なこの日本社会、自動車で飲み屋に行かねばならないことだって、ままあるだろう。「飲んだら乗るな。飲むなら駐めろ。そして代行車を呼べ」だ。

 とはいえ、哀しいかな、「飲酒運転は減らない」とも思っている。数ある犯罪の中で、飲酒運転は特にチャイルディッシュな精神から生まれているものだから。精神年齢が極めて幼い人のやることだから。僕は「いつまでも少年の心を失わない大人」という言葉が大キライなんだが(その理由を説明すると猛烈に長くなるので、ここでは割愛)、悪い意味での「少年の心」が最悪な形で表出したのが、飲酒運転だろう。日産自動車が「運転者の酒気帯びを検知すると発車しなくなる自動車」を開発しているそうだが、早く現実に市場に出まわってほしい。

 さてこれはJR東海道本線『茨木』駅前で見つけた看板。

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『当駐車場はわんぱくこぞうとは関係ありませんので駐車しないで下さい』

 いつまでもチャイルドな感覚で運転していると、しまいにこのような迫害を受けるのである(吉村智樹)。

*実際は「わんぱくこぞう」というゲームセンターとウチは関係ない、という意味です。

▼本日のお題
ケンタッキーフライドチキン、どれくらい利用しますか?
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by yoshimuratomoki | 2006-09-13 22:46