人気ブログランキング | 話題のタグを見る

バンプ オブ チキン

電車内で読んでいたスポーツ新聞の「パパイヤ鈴木が33キロものダイエットに成功した」という記事に驚き、痩せてアフロヘアをといた姿が(故)三沢光晴にそっくりだったことにさらに驚きつつ阪神本線を下車。
「出屋敷」駅前をふらついていた時、かしわ(鶏肉)専門店で偶然見つけたのが、この貼り紙。

バンプ オブ チキン_a0037241_25755.jpg


字はまずいが からあげうまい

まいう」「まいう」「まいう」「まいう

「まいう~」というパパイヤ鈴木(&石塚)発のなつかしでぶや語もこうして並列に現れると、なんだか呪文のよう。
パパイヤ鈴木がおやじダンサーズを引き連れ、「まいう」「まいう」とつぶやきながら、まいむ・まいむを踊る姿が頭んなかををかけめぐり、離れない。くせになるよ。


さて、この店の看板にも書かれている「かし(わ)」。
なぜ鶏肉を「かしわ」と呼ぶのだろう。
いとし・こいしさんのむかしの漫才に「にわとりが死んだら、戒名がかしわになる」というネタがあったが、むろんそんなはずはない。
そうそう、死んだニワトリで思い出したが、君とこの嫁はん元気か?

かしわとは植物の「柏」のこと。
いにしえより日本には獣肉を植物に例えて呼ぶことを上品とする気風があった。
馬肉を「さくら」、鹿肉は「もみじ」、猪肉は「ぼたん」といったように、和鶏の褐色の羽を柏の葉になぞらえ、「かしわ」と呼んだという説が有力だ。

だから「かしわの香草焼き」なんてメニューは、葉っぱで葉っぱを焼いているみたいで、いまいち、まいうーな表現ではないようだ。

吉村智樹へのメールはこちら

by yoshimuratomoki | 2010-02-25 02:07