わたしのグランパス
25日(土)から2泊して、名古屋に行ってきた。
旅のコーディネートは、生きる名古屋辞典こと、ふつぞうさんにお願いした。
ふつぞうさんが先ず連れていってくださったのが、名古屋駅地下街にある洋菓子喫茶『黐木(もちのき)』。
この店にはテレビや雑誌で話題となっている「シャチボン」があるのだ。
これがシャチボン。シュー皮でできたシャチホコだ。口を開けると、こうなっている。
下顎にはカスタードクリーム。上顎には生クリーム。そして舌がイチゴでできている(イチゴの大きさがわかるようにハイライトの角を並べるという無駄なことをしてみました)。
単なるジョーク商品ではない。シュー皮でできた胴体、上頭部、ひれ、尾の4パーツは生クリームの粘着力のみでつながっているのだ。クリーム自体が上等でなければ、シュー皮自体がシャッキリしていなければ、手仕事でこのような巧妙かつ精密なカスタマイズができるはずがない。
一見してチープな「おもしろなごやめし」なんだが、実はパティシェの技術そのものを食べる崇高な商品かも。だんだん、シュークリームを食べるという概念が、シュークリームを食べさせていただくという概念に……(byみどりがめら)。実際、味はどえりゃあメ ルシーだった(ちなみに、この店には八丁味噌ロールケーキもある)。
しかし、名古屋に着いて、いきなりこの店を案内してくださるとは。ふつぞうさん、流石わかってらっしゃる。コーディネイトはこうでねーと!(by飯田圭織)。
初対面のふつぞうさんと、男ふたりでシュークリームを食べているという状況に緊張し、しゃちほこばりながらも、僕はあることを思いだしていた。
駅に降り立った時、構内の雑誌売り場で「あ、なるほど」と思う光景に出くわした。
ブックスタンドには当然の事ながら『愛・地球博』関連のガイド本がマウンテンの小倉スパなみにてんこ盛りに並んでいる。しかし、一方ではユニバーサルスタジオジャパンのガイドブックも多数売られている。
「そうだよなぁ。他都市から愛知万博に来る人がいるのと同じように、名古屋からUSJを観にいく人だっているよなぁ」。
名古屋に住んでいる誰しも毎日のように愛知万博に行っているわけではない。名古屋から旅に出かける人もいるのだ。それでこそ「愛・地球」だ! こんな当たり前のことに、なんだか感動していた。
そして、目の前のシャチボンをフォークでつつき倒しながら、USJ近くにある四貫島商店街内の回転寿司で食べた、アレを思いだしたのだ。アレとは、コレだ。
ジョーズ寿司。名古屋がシャチなら、大阪はサメだ。もはや浮世離れ。もはやある意味ハリウッドバビロン。ちなみにこちらは、本物の鮫の肉が巻いてある。ま、だからといって本物のサメは、頭に国旗を立てたりはしていないが。
そういうわけで灼熱の名古屋リポート、次回も続きます。それにしても「灼熱の」が比喩でもなんでもなくなるほど、名古屋は熱かった。そして暑かった……(吉村智樹)
■日記ブログ連日更新 exciteブログ『吉村智樹の原宿キッス』→ここをクリック。
旅のコーディネートは、生きる名古屋辞典こと、ふつぞうさんにお願いした。
ふつぞうさんが先ず連れていってくださったのが、名古屋駅地下街にある洋菓子喫茶『黐木(もちのき)』。
この店にはテレビや雑誌で話題となっている「シャチボン」があるのだ。
これがシャチボン。シュー皮でできたシャチホコだ。口を開けると、こうなっている。
下顎にはカスタードクリーム。上顎には生クリーム。そして舌がイチゴでできている(イチゴの大きさがわかるようにハイライトの角を並べるという無駄なことをしてみました)。
単なるジョーク商品ではない。シュー皮でできた胴体、上頭部、ひれ、尾の4パーツは生クリームの粘着力のみでつながっているのだ。クリーム自体が上等でなければ、シュー皮自体がシャッキリしていなければ、手仕事でこのような巧妙かつ精密なカスタマイズができるはずがない。
一見してチープな「おもしろなごやめし」なんだが、実はパティシェの技術そのものを食べる崇高な商品かも。だんだん、シュークリームを食べるという概念が、シュークリームを食べさせていただくという概念に……(byみどりがめら)。実際、味はどえりゃあメ ルシーだった(ちなみに、この店には八丁味噌ロールケーキもある)。
しかし、名古屋に着いて、いきなりこの店を案内してくださるとは。ふつぞうさん、流石わかってらっしゃる。コーディネイトはこうでねーと!(by飯田圭織)。
初対面のふつぞうさんと、男ふたりでシュークリームを食べているという状況に緊張し、しゃちほこばりながらも、僕はあることを思いだしていた。
駅に降り立った時、構内の雑誌売り場で「あ、なるほど」と思う光景に出くわした。
ブックスタンドには当然の事ながら『愛・地球博』関連のガイド本がマウンテンの小倉スパなみにてんこ盛りに並んでいる。しかし、一方ではユニバーサルスタジオジャパンのガイドブックも多数売られている。
「そうだよなぁ。他都市から愛知万博に来る人がいるのと同じように、名古屋からUSJを観にいく人だっているよなぁ」。
名古屋に住んでいる誰しも毎日のように愛知万博に行っているわけではない。名古屋から旅に出かける人もいるのだ。それでこそ「愛・地球」だ! こんな当たり前のことに、なんだか感動していた。
そして、目の前のシャチボンをフォークでつつき倒しながら、USJ近くにある四貫島商店街内の回転寿司で食べた、アレを思いだしたのだ。アレとは、コレだ。
ジョーズ寿司。名古屋がシャチなら、大阪はサメだ。もはや浮世離れ。もはやある意味ハリウッドバビロン。ちなみにこちらは、本物の鮫の肉が巻いてある。ま、だからといって本物のサメは、頭に国旗を立てたりはしていないが。
そういうわけで灼熱の名古屋リポート、次回も続きます。それにしても「灼熱の」が比喩でもなんでもなくなるほど、名古屋は熱かった。そして暑かった……(吉村智樹)
■日記ブログ連日更新 exciteブログ『吉村智樹の原宿キッス』→ここをクリック。
by yoshimuratomoki | 2005-06-27 20:41