実録鬼婆日記

 よく奥さんを怖がる男性を「恐妻家」、奥さんを「おにばば」なんて呼ぶけれど、チョンガー歴10年になる僕には、怖い奥さんがいる人が羨ましくて仕方がない

 寒いからって布団のなかでぐずぐずしていると、「いつまで寝てんだよオラァ!」とケツを蹴りあげてくれる。稼ぎが悪いと「あんたの給料が安いから、晩ご飯はインスタントラーメンだよ!」とハッパをかけてくれる。ときに「一日の小遣いが200円で煙草も買えない」と嘆く声も聞こえるけど、もし奥さんが「あんた、お金はいくらでも使っていいよ」なんて言ってみなさい。たちまち家計は崩壊するから

 もし怖い奥さんがいなかったら、そのまま地の果てまでダメになってしまう男は、きっと多い。そしてそんな奥さんの、ふと見せる一瞬の笑顔のために働けているって男も、また多いはず。口には出さないかもしれないけれど。

 嗚呼、締切日になってもビタ一文字浮かばずだらだらしているとき、「書けないだとぉ? なに甘えてんだよ! それでもプロかよ!」とホウキでどつきまわしてくれる奥さんがいたらなぁ。それはきっと、本当の意味での優しい奥さんなんだろう。もし自分にそんな奥さんがいたら、もっと目を血走らせて必死で働くけどな。毎年冬になると、「自分は誰のために働いているのか」と悩んで立ち止まってしまう。(切実)(by MUGA様)

 そんなふうに死んだ魚のような目で(正確には死んだ魚の目のような目で)たそがれながら、ブリザート吹きすさぶ心斎橋界隈をぶらぶらしていたら、こんな店があった。

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 『MEMBAR’S お・に・ば・ば

 会員制の恐妻スナックか? 怖い奥さんが集まって「きのうは旦那をこうやってシメてやった」とか話しながら盛りあがっているのだろうか。あの、おひとり、うちの事務所にデリバリーしていただけないでしょうか(吉村智樹

吉村智樹が無責任編集 おしゃべりWEBマガジン日刊 耳カキ』。
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by yoshimuratomoki | 2006-01-20 14:20