ムーンサルト・ニードロップ

 人生とは、すなわち「自分に合う枕さがしの旅」ではないだろうか。

 いきなり大袈裟だが、人の一生は三分の一が睡眠時間だ。自分に合う枕を見つけることは、人生の重要課題なのである。

 だから人は、自分の頭にジャストマッチする枕さがしに血道をあげる。実際「枕が変わると眠れない」「枕が合わなくて肩こりが酷い」という方は多いのではないだろうか。

 枕の内容物も多種多様だ。蕎麦殻、テンピュール、パルプ、マルコビーンズ、備長炭、緑豆、ハーブ入りなどなど。
 内容物だけではなく、高さ調節機能があったり、最近では「マイナスイオンが出る枕」「頭を置くとモーツアルトが流れる枕」なんてのもある。
 自分は一時期、電気で後頭部を冷却する枕を使っていた。ただ電化製品の上に頭を置いて寝るという状況が、なんだか冷蔵庫に頭を突っ込んでる気がして落ち着かなく、3日でやめてしまったが。

 しかし、すべての枕のなかで、もっとも心地よいのは「ひざまくら」に違いない。
 たらちねの母(枕詞)のひざまくら、愛する彼女のひざまくら(経験なし)、憧れのお姉さんのひざまくら(さらに経験なし!)。ついでに耳そうじなんてしてくれた日にゃ、とろけるような甘い眠りにいざなわれるはず。

 ただ、ひざまくらの欠点は、枕サイドがしまいに苦痛を感じるところだ。本気で寝込まれたら、痺れも切らすしトイレにも行けない。

 そんな欠点を一挙解消した極上の枕が、東京メトロ丸ノ内線『南阿佐ケ谷』駅近くの雑貨屋で売られていた。

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 『ひざまくら

 文字通り、膝の形の枕だ。
 脚が折りたたみになっているので、頭に合うよう高さを調節できる。なにより優れているポイントは、ミニスカートつきだということ。うっひょー! 素晴らしひ! これで独身男性の夜はパラダイスになること保障付き。もしかして、よけいに眠れなくなるカモよ殿方。

 ……でも、なんだか哀しくなってきたのは、なぜだろう。この胸に去来するエレジー感は、なに。これを使って寝ているのを見られたら、全米が泣きそうだ。そう思うのはどうやら僕だけではないようで、値下げされていた吉村智樹

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by yoshimuratomoki | 2006-02-23 13:01