ホッピー神山

 東急池上線『蓮沼』駅前を歩いていたら、いきなり鼻高々にこう言われてしまった。

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 『居酒屋 白ホッピー・黒ホッピー しってる

 いきなり「しってる」って言われてもなぁ。「しらんがな」としか返しようがない。

 とはいえ、この居酒屋さんが名物にあげているホッピーという飲み物、関東ではメジャーながら、それ以外の場所にお住まいの方は「しらない」という人が意外と多いかも。実際、僕も大阪に住んでいた時は、噂でしか聞いたことがない謎めきリキッドだった。

 ホッピーとは麦芽やビール酵母などを発酵させた液体。だから原液は麦の香りいっぱい。これ自体はアルコール度がきわめて低く、飲んでも酔うことはない。なので焼酎で割る。するとビール味の酒ができあがる。ホッピーとは「インスタント・ビールの素」、あるいはビア・カルピスみたいなものなのだ。

 ホッピーは太平洋戦争後の物資不足のさなかに生まれた発明品。往時、ビールはたいへんな高級品。闇市の名残を遺したガード下の呑み屋街では、このビールの代用品であるホッピーが盛んに飲まれた。

 ところが代用品とは思えぬサッパリとした美味しさで、現在も根強い人気。ファンが多く、昨今の昭和レトロブームもあって再びブームとなった。最近では黒ビールの味がする黒ホッピーも誕生。代用品が時を経て高級品になったのだ。

 以上、ホッピーの「しってる」つもり、でした!(吉村智樹

ながらく休んでおりました日記ブログ、再開しました。毎日書くよう努めます。
exciteブログ『吉村智樹の湘南ハートブレイク

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by yoshimuratomoki | 2006-03-09 22:01