おしゃれ泥棒

 前回に続き、京都取材の話。

 京都を訪れる楽しみといえば、やはり和菓子。京の和菓子は見た目にうるわしく、それでいて甘さが前へ前へ出しゃばらない「お茶の味を活かすお菓子」。たとえかき氷を頼んでも、熱いお茶が添えられる。あくまでお茶がメイン、お菓子はメインのお茶を盛たてるためのダンス&コーラス、いわばマーク・パンサーなのだ。正直このトシになると、洋菓子がキツくて……。

 京福嵐山線、通称“嵐電”『嵐山』駅の構内に入る。31年間も関西に住んでいたのに、京福線に乗るのは初めて。一両列車が京の町並みをとろりとろり走る、実にかわいらしい路線だ。

 しかも嵐山駅のプラットホームには、足湯まである。敬服!(京福にかけました)(←わざわざ書かんでも)。

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 嵐山~嵯峨野散策に疲れたら、ぜひこの湯に足をひたしてみてほしい。



 発車間際に売店を覗くと、京都の銘菓が売られている。

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 『銘菓 どろぼう

 ど、どろぼう? 京都で泥棒といえば、三条の川原で釜ゆでになった石川五右衛門が有名だ。「世に盗人の種は尽きまじ」という辞世の句が広く知られているが、こんなところにタネが舞い降りていたとは。

 この「どろぼう」は、おこしを割って黒砂糖を絡めたお菓子。大正元年から4代に渡り受け継がれた京茶菓子のリプレゼントだ。
 物騒なネーミングの由来は、庶民が甘みに飢えていた時代に、「たとえ泥棒してでも食べたくなる味」だったから、だとか。なんてストレート・トゥ・ヘルな。京都の表現は湾曲的だと言われているが、こんな一撃必殺、鉄腕奪取な感覚もあったのだ。

 それにしても嵐山取材は楽しかった。そして特に事故も盗難もなく無事帰京した。いや、嵐山は、大切なものを盗んでいきました。僕の心を

 さらば嵐山。また来るよ、嵐山(吉村智樹)。

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日記ブログ、ほぼ一日おきに書いてます。旅取材に出ていたので、更新サボり気味……。
exciteブログ『吉村智樹の湘南ハートブレイク


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by yoshimuratomoki | 2006-07-29 16:59